猫をお迎えした時に必要なものはなにか?
猫を保護した時に、「まず何を準備したらいいの?」という時の参考になれば幸いです。我が家で実際に用意したものと、こうした方が良かったかな、ということも実体験からご紹介します。
- ケージ
- トイレと猫砂
- ご飯
- 寝床
- ぬいぐるみかタオル
ケージ
何もない猫専用部屋を用意できるならケージはとりあえずいらないかもしれませんが、普通に生活している部屋は猫にとって危険なものがたくさんあります。安全に過ごすためにはケージは必要不可欠です。とはいえ、保護してケージをすぐ買えない場合は安全が確保できるスペースをどうにか作ってください。段ボールを利用する場合は締め切らずに上部を開けて網やネットで蓋するなど、脱走もしないように対策が必要です。子猫でも運動能力半端ないのでなめてかかると大変です。お家に連れてきて間もない時は安心できるようにケージの上からタオルなどをかけてあげるといいようです。
我が家では1階建ての小さめケージを用意しました。保護時子猫だったこと、急な保護だったこともあり、とりあえずお手頃なものを購入しました。→しかし、次の日にはケージが小さく、動く場所がないことがわかり、急遽2階建てのケージを設置し直しました。子猫とはいえ、推定2ヶ月の子猫には1階建てのケージにベッドとトイレを置いたら歩く場所はありませんでした😅そして割とすぐ手狭になるので、里親に出す予定がなく、そのままお家の子にする場合は最初の購入段階で余裕のある大きさで2階建て以上のものの購入をおすすめします。本当に成長が早いです。
トイレと猫砂
トイレも必需品!これがないと猫も困るしお世話も大変です。猫は自分の排泄物を隠す習性があり、トイレを用意することで、猫が安心して排泄できる場所を確保できます。そのほか、ケージ内の環境維持、自分のトイレがあることによる安心感、今後の生活に必要なしつけの一歩、定期的な排泄物チェックでの健康管理などメリットがあります。猫砂については、猫によって好みが分かれるようなので、最初は少量のものを選んでお試ししてみるのもいいかもしれません。生活スタイルによって選ぶのも良いでしょう。緊急ならペットシーツや段ボールに新聞紙を引き裂いたものを敷き詰めて代用することもできます。いずれにしても、排泄があった後はなるべくすぐに綺麗にしてあげましょう。
我が家では小さめサイズのトイレと、木からできているトイレに流せる、ゴミに出せる砂を購入しました。→現在推定5ヶ月ほどになりますが、体も成長しトイレがきつそうになってきました。そこで新たに大きなものを購入し、到着待ちです。体長の1.5倍のサイズが良いようです。猫砂ですが、当初は消臭袋に入れて専用ゴミ箱に集めていたのですが、匂いがキツく、トイレに流す処理方法へと変え、匂い問題は解決しました。ここで注意ですが、人間のトイレのスペックによっては流すのはやめた方がいい場合もあるようです。節水タイプとか、そもそも詰まりやすいとかの場合、流すタイプの猫砂はやめておいたほうが懸命です。猫砂購入時に、注意書きをよく読みましょう。
ご飯
ご飯は月齢に合わせて用意できればいいですが、わからない場合は子猫用やウェットの消化の良さそうなものを少量ずつ様子を見てあげてみると安心かなと思います。器はとりあえずお家にあるもので代用できます。後で専用の食べやすいものを用意してください。歯がない子はまだご飯が食べられません。ミルクをあげるのがいいでしょう。まず猫を保護したら病院に連れて行き、月齢と健康状態はどうなのかなど知りたいところですが、時間や状況によってすぐには病院に行けないこともあると思います。そんな時は体重を量ったり、歯を見て大体見当をつけてみるのもいいかもしれません。
週齢・月齢 | 平均体重 |
生後0週 | 100g前後 |
生後1週 | 約150~200g |
生後1ヶ月 | 約400~500g |
生後3ヶ月 | 約1.0~1.5kg |
生後12ヶ月 | 約3.0~5.0kg |
我が家では保護する際に、手持ちの成猫用のウェットフードをひと袋とお水をあげて捕獲を試みたのですが、連れて行った病院で実際は推定2ヶ月の子猫であることがわかり、改めて子猫用のご飯と適切な量を調べてあげることになりました。野良の子で漁港住みの子だったので、なんでも食べていたせいかお腹を壊したり吐き戻したりはしなかったものの、適量を知ることは大事だと思いました。
寝床
猫が安心して快適に眠れるように、季節によって適した寝床を用意しましょう。冬場はあったかく、夏場は涼しく眠れるものがいいでしょう。急な場合はとりあえず家にあるタオルを何枚か敷いてあげるだけでも十分だと思います。子猫の場合、体温調節がまだうまくできないため、寒い季節はペットボトルにあったかいお湯(40度くらい)を入れてタオルでくるみ、ケージ内に置いてあげましょう。この時、低温やけどや、お湯が冷めたペットボトルの放置に気をつけましょう。子猫自身が移動して体温調節できるスペースも確保しておいてくといいようです。
我が家ではドーム型の寝床を購入しました。篭れる方が安心するだろうと思ったのですが、中に入っていたのはほんの少しで、あとはドームの屋根部分に乗って寝ていました。これも数日で屋根が重さに耐えられなくなり、使わなくなりました。中に入るのは好きではなかったようです。また、体に合わない大きすぎる猫用ベッドも、いいサイズに成長してから使うようになりました。夏場に保護したため、タオルを敷いただけの寝床でよかったようです。
ぬいぐるみかタオル
これは、猫自身の匂いをつけてもらってその後の生活を安心してもらおうという狙いと、お友達がいた方がいいよねという勝手な親心の現れです😁猫は柔らかいものをふみふみしたりして安心する習性があります。柔らかいぬいぐるみやタオルがいい仕事をしてくれます。また、病院に行くときなどキャリーに一緒に入れたりすることで安心してもらうこともできます。
我が家では10センチほどのミッフィーさんをお友達としてそばに置いておきました。今でも病院に行くときは一緒、歯が抜けそうな時にめちゃめちゃ噛まれても、血がついて何度も洗われても、高いところから何度も落とされても、大事なお友達です。
以上、猫を保護したらとりあえず必要なものをご紹介しました。この後の生活に必要となるものもどんどん出てきます。大変だな、と思うより、楽しみになることの方が多いと思います。猫をよく観察して好みを見つけていってあげましょう。
コメント